狭くてもOK!一人暮らし向けワンルームのインテリア発想法
ワンルームに一人暮らしの方に向けて、狭さをものともせず部屋をおしゃれにするインテリアの考え方を伝授します。

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
時々カフェで打ち合わせをするのですが、先日利用したのはロードバイクショップに併設されたかわいらしいカフェでした。
西海岸テイストのインテリアと展示されたおしゃれなロードバイクは相性ぴったり。
カフェのインテリアは毎回要チェックですね。
さて、今回のテーマはワンルームのインテリア。
この春から一人暮らしをはじめる方、多いのではないでしょうか。
まずはワンルームで新生活をスタート!というパターンが王道ですが、どんな家具を選んでどう置いたらいいのか悩ましいですよね。
一人暮らしに必要な家具は何かをつかんでおくと、いざ選ぶ時に迷いません。
また、限られた広さの中で上手に家具を配置するコツも知っておくことで心地よいインテリアを楽しめるようになります。
今回は家具に注目して、選び方や配置のコツをお伝えします。
必要な家具をピックアップする

ワンルームは広いスペースではないので、置ける家具の数がどうしても限られます。
一人暮らしをはじめる上で必ず必要な家具は何かをまず考えてみましょう。
ベッドでないと眠れないという場合はベッドは必要な家具ですが、折り畳みのマットレスに布団でもOKならべッドを購入する必要はありません。
料理が趣味だから調理器具やお皿をたくさん収納したいという人は食器棚が必要ですが、ひとまず自分用の食器一式と鍋数個が入ればいいという場合は小さめのオープンキャビネットで十分ですね。
家具の数が増えるほど座ってくつろぐスペースは減っていきます。
自分の生活パターンから「どうしても必要な家具」「あると便利だと思う家具」「なくてもいい家具」をピックアップして、絞り込んでいくといいですよ。
必要な家具の機能をチェックする

必要な家具がピックアップできたら、次はその家具でできることをチェックします。
たとえばテーブル。
固定サイズのタイプだと勉強やパソコン作業ができますが、もし伸長タイプを選んだら、さらに食事もできることになりますね。
椅子についても、座るだけのタイプではなく座面を開けたら収納スペースがあるタイプを選ぶと、座るという機能に小物をすっきり片づける機能が加わります。
デザインの好みなども関係するので一概におすすめするわけではありません。
しかし、こうした複数の使い方ができる家具を選ぶと、ワンルームに置く家具の数が抑えられて部屋を広く使える可能性が高くなります。
家具を購入する時のポイント!

できるだけ部屋を広く見せるためにも、購入する家具は上手に選びたいもの。
次のようなポイントを押さえておくといいですよ。
色を合わせる
置ける家具の数が限られているワンルームでは、ひとつの部屋の中にある色の数が多いと雑然とした印象になって狭く見えてしまいます。
できるだけ家具の色を統一しましょう。
簡単な方法としておすすめなのは、ベージュ系かグレー系のどちらかでまとめるという方法。
ナチュラル・ガーリーなどのテイストが好きならベージュ系、モダンや西海岸などのテイストが好きならグレー系を選ぶとまとまりやすいですよ。
素材を合わせる
色と同じく、素材もできるだけ同じものでそろえると統一感が出て広く感じさせるポイントになります。
木製やアイアン製、スチール製など家具の素材は合わせるようにしましょう。
サイズを合わせる
狭く見えないためには「まとまりを感じさせる」ことが欠かせません。
高さや奥行きが異なる家具を並べてしまうと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
たとえばテレビ台と収納ボックスの奥行や、ベッドフレームと本棚の高さなど、特に隣り合わせで置く家具のサイズは合わせるといいですよ。
部屋の間取り図を基に配置をシミュレーションする

選ぶ家具が決まったら、最後は配置を決めます。
ワンルームの形は正方形や長方形が多いですが、一方の壁が斜めになった台形タイプや柱が出ているタイプもあります。
賃貸契約を交わした時にはぜひ間取り図面をもらっておきましょう。
そして「ここにテーブルを置いたら通れるか」「ここに本棚を置いたら窓が隠れないか」など、家具を間取り図面に書き込んでシミュレーションしてみましょう。
以前ご紹介したインテリアシミュレーターを使って家具の配置を考えてみるのもおすすめ。
スマートフォンで部屋を撮影して家具を画面上で配置してみると分かりやすいですね。
まとめ
ワンルームでの生活は選ぶ家具の種類と配置で住みやすさが決まってきます。
勢いだけで家具をそろえてしまわないよう、事前にしっかりチェックしながら進めてくださいね。
ではまた、いのこでした。