【プロが伝授】夏が10倍楽しくなるインテリアコーディネートのポイントとは?
夏のインテリアコーディネートについて説明します。暑さを和らげるだけではなく、素材と色で夏を楽しめるようにするのがコーディネートのコツですよ。

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
今回のテーマは夏を楽しめるインテリアコーディネートについて。
視覚的に涼やかなインテリアは夏の暑さをやわらげてくれるだけでなく、夏の開放感を楽しめるきっかけにもなります。
そんなインテリアコーディネートのポイントは「素材」と「色」。
今回は夏が10倍楽しくなるインテリアコーディネートについてまとめてみました。
手軽に「夏」のイメージを取り入れるには?

夏のイメージというと「明るい」「開放的」「すっきりした」といったものがキーワードとしてよく上がります。
人によって夏のイメージはさまざまではあるけれど、こうしたキーワードをインテリアアイテムで表現すれば夏らしいインテリアをつくれるということですね。
そこでこだわりをもって選びたいのがそれぞれのアイテムの「素材」と「色」です。
ラグを例にとって考えてみましょう。
夏を感じさせる素材は、軽さを感じさせるものです。
毛足の長いタイプより短いもの、布よりもい草などの天然素材を選ぶことで夏らしさが出やすくなりますし、実際に涼しいです。
また夏らしい色といえば寒色系。
寒色系とはその名の通り見た目がクールに見える色で、ブルーやグレーなどです。
赤やオレンジといった暖色系やブラウンなどの重量感のある色よりも軽やかに感じますよね。
夏らしいインテリアコーディネートにはいろんな方法があるのですが、まずはこの「素材」と「色」を押さえておけば大丈夫!
ひとつずつもう少し詳しく見ていきましょう。
素材の工夫で夏を彩る!

夏を感じさせる素材を手軽に取り入れたいなら、家具のような大きなアイテムではなく、カーテンやラグなど取替えがしやすいアイテムがおすすめです。
また雑貨でアクセントをつけるのもいいですね。
カーテンでおすすめしたいのは麻や薄手の綿素材。
ドレープカーテンの厚みが薄くなるだけでも涼やかさが出ますから、軽やかに見える素材を選びましょう。
あわせてレースカーテンも薄手のタイプに取り替えるとさらに開放感がアップします。
ラグは毛足が短いファブリック素材でもいいですし、天然素材なら麻の一種であるジュートがおすすめ。
リゾートの雰囲気に近づけることができますよ。
ブルーを入れると部屋の雰囲気はこう変わる!

夏を感じさせるカラーとしてブルーをメインで使うとコーディネートしやすいです。
そして涼やかで明るい雰囲気を出すために薄いグレーやホワイトをサブカラーとして組み合わせるとすっきりします。
今持っている家具の色が濃いブラウンやブラックでも、カーテンやラグ・クッションなどにこうした色を取り入れてみましょう。
ただし同系色ばかりでまとめると立体感がなくなり、無難なインテリアになりがち。
オレンジやイエローなどをアクセントとしてクッションや雑貨に取り入れると個性的なインテリアになります。
これはたとえば生花でもOK。
いつでも準備できますし、取り替えもしやすいのでインテリアに変化をつけやすくなりますよ。
プラスアイテムでさらに夏らしさを演出!

さらに夏らしさを加えるために追加したいアイテムを選んでみましょう。
たとえばフラワーベース。陶器製からガラス製に替えるだけで一気に涼やかさが出ますね。
平たいガラスボウルに水を張りガラス玉をいくつか入れておくだけでもOKです。
また観葉植物もおすすめ。
小さいサイズのテーブルヤシをカウンターなどの端にちょこんと並べる、少し大きめサイズのオーガスタやモンステラなどをリビングのコーナーに置く、それだけで夏の雰囲気がぐんと出ますよ。
まとめ
大きな模様替えをしなくても、一部のインテリアアイテムを替えたり新しいアイテムを加えるだけでも夏らしさはしっかり演出できます。
今から少しずつ探しはじめてみてはいかがでしょうか。
ではまた、いのこでした。