お部屋の収納をおしゃれに改善!プロが教える住みやすいお部屋の作り方
多くの人が頭を悩ませる「収納」。どうせならスタイリッシュに、おしゃれに収納させたいですよね。今回は、インテリアコーディネーターの教える収納方法についてのアイディアをご紹介します。
今回はおしゃれな収納がテーマです。
すっきりとした部屋で快適に暮らすには、室内のアイテムを上手に収納することが不可欠です。同じ収納するなら、インテリアの雰囲気を壊さないようなおしゃれな収納を楽しみたいもの。
センスの良さを感じさせる収納術についてご紹介しましょう。
まずはモノを厳選してすっきり収納を目指そう
「上手にアイテムを収納する」と聞くと、まずは収納グッズをそろえることをイメージする人は多いのではないでしょうか。
確かに、収納グッズをまったく使わずに効率よく、そしてスペースを有効利用した収納はなかなかできません。
かといって、いきなり収納グッズをそろえてもやはりうまくいかないことが多いです。
なぜかというと、「何を」「どこに」収納すれば便利かという考えをまとめることが、収納グッズをそろえるよりも大事なことだからです。まずは収納したい物と収納する場所を決めましょう。
さらに、まず空いているスペースを使えないかを考えるのが最初のステップと考えるようにしてください。
たとえば押し入れやクローゼット、収納棚など部屋にもともとあるスペースを使って整理整頓し収納することを考えてみます。
こうした場所はできるだけデッドスペースをつくらないようにしてアイテムを収納していくと、実はかなりの量の収納ができます。幅や奥行だけでなく、高さも有効利用できればさらに収納量もアップするはずです。
押し入れやクローゼットといった高さもある場所は、アイゾーンと呼ばれる立ち姿勢でもっとも使いやすい床から100~140㎝前後のゾーンに使用頻度が高い物を収納するのがポイント。
使用頻度が低くなるにしたがって、アイゾーンより上のゾーン→アイゾーンより下のゾーンに収納すると、取り出しやすさや見つけやすさもアップして収納しやすくなるでしょう。
収納グッズの色を揃えて統一感とおしゃれ感を出そう
見えない場所を有効利用した収納を考えた結果、「これは外に出して収納するほうが便利だ」というアイテムが決まったら、今度はそのアイテムをどう収納するかを考えます。
収納グッズを準備するのはこの段階となります。
収納グッズを選別する際に意識しておきたいのは、色が微妙に違う状況になることを避けることです。
たとえばカントリーテイストのインテリアに白い木目の収納バスケットをいくつか置くとします。木目というテイストは合っていたとして、白のトーンが全体とずれていると非常に違和感が大きくなります。
全体はスノーホワイトに近い白なのに収納グッズだけ黄みがあるアイボリーホワイトだと、どちらの白もくすんだように見えてしまうためすっきりした見映えにはならないのです。
これは他の色の場合でも同じ。
赤だとローズ系の赤とオレンジ系の赤とではまったく色みが異なりますから、混在させると違和感が大きいでしょう。
デザインがおしゃれな収納グッズを見つけたとしても、色みが全体のインテリアと合わない場合は選び直すようにしましょう。
収納グッズは色に加えて質感も大事!
そろえることで統一感を出せるというのは、色味だけではなく質感についても同じです。
たとえばモノトーンでメタリックな質感をメインとしたインテリアの中に、プラスチック製の収納グッズを置くと、テイストが違いすぎるために違和感が大きく居心地はよくないでしょう。
ナチュラルテイストのインテリアの室内にメタリックな色のボックスを並べると、おそらく浮いてしまいます。
言われれば当然に感じるかもしれませんが、やはりナチュラルテイストのインテリアであればナチュラルテイストの小物・雑貨を置くべきなのです。
収納グッズを選ぶ際に、質感まではあまり気にしないかもしれませんが、部屋全体を見た時に質感が統一されていることも重要なポイントだということを覚えておきましょう。
まとめ
収納グッズを一気にそろえようとせず、まずは現状の空きスペースを活用すること、何を収納するのか考えるようにしましょう。収納グッズを選ぶのは、あくまでその後です。
そして収納グッズ選びに際しては、インテリアに合った色や質感と合わせていくようにしましょう。
ではまた、いのこでした。