こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。

今回は、北欧スタイルの家具の選び方です。

相変わらず根強い人気を誇る北欧テイストのインテリア。ファブリックや照明器具とともに、大切な要素として注目したいのはやはり家具でしょう。

とはいえ北欧テイストを感じさせる家具ってどういうものなんだろう？　と迷う人も多いのではないでしょうか。

今回は、北欧テイストの家具を選ぶポイントとともに、プラスαの演出のコツについてお伝えします。

シンプルデザインの木製家具が北欧の基本

北欧テイストのインテリアといえば、まずイメージするのは自然素材ですね。自然素材の代表格は木ですから、家具を選ぶ際は木製家具と考えておけば大丈夫です。

集成材ではなく、天然木や無垢材を使ってあるものが多いです。自然な木目を生かすことで、北欧テイストがより強まります。

家具のフォルムは基本的にシンプル。直線やそれに近いものが多く、テーブルやチェアの背もたれの角といった端部に丸みをつけてあるタイプが多いです。

色みは明るいトーンの木の色が中心ですが、落ち着いた雰囲気を出したい時はミディアム程度のトーンの色でも違和感はありません。

ホワイトでも合わないことはありませんが、選ぶ家具によってはフレンチテイストやカントリーテイストに傾きやすくなるので、やはり少しブラウンがかっているほうがいいでしょう。

家具にアクセントとなる小物を組み合わせて北欧テイストに個性をプラス

インテリアコーディネートを考えながら家具を選ぶ時、デザインや色が個性的な家具を選ぼうとする人が少なくありません。

その家具が特別気に入っている一品であればもちろんOKです。そういった場合はその家具を中心に他の要素をコーディネートしていけばいいわけです。

ただし、北欧テイストのインテリアの場合は、家具は大切な要素ですが個性の強さを表す要素ではありません。

自然を身近に感じさせる北欧テイストの雰囲気を壊さないよう、家具はむしろシンプルなタイプを選ぶのがおすすめです。

そしてカーテンやラグなどのファブリック類や照明器具、オブジェ、壁面のファブリックパネルといった他の要素で色やデザインの個性を出しましょう。

この方法だと、自然を愛する北欧テイストのよさを壊すことなく、とても洗練された印象を与えることができます。

北欧インテリアにおける個性の表現もキーワードは「自然」

シンプルな家具に少しだけ個性的なファブリックや照明器具やオブジェを組み合わせる、このバランスが北欧テイストではとても重要です。

ではどういった商品を組み合わせていくといいのでしょうか。

自然と人は寄り添い合うとい概念があるため、使う色はぬくもりを感じさせるソフトなトーンが中心となります。

使用するモチーフも鳥や花・葉っぱなど自然界にあるものが多いです。

時々モノトーンとしてブラックを入れることがありますが、あくまでもアクセントカラーとしてチェアの座面やクッション、ラグなどコンパクトな面積に抑えます。

逆に言えば、自然界に存在しない色やモチーフはあまり使わないということでもありますから、人工的な素材やどぎつい色は選ばないほうがいいでしょう。

自然素材というつながりで考えれば、革や石といった素材をアクセント的に使うのもOK。

たとえば革製のカバーのクッションをソファの上にいくつか並べたり、石目の内装材を壁面に貼ってみたりしてください。

木とは異なる素材を組み合わせることでメリハリが生まれ立体感が出やすくなりますよ。

まとめ

やさしく癒される雰囲気を味わえる北欧テイストのインテリア。

自然という身近なものがテーマなだけに、コーディネートするのはそう難しくはありません。

この記事を参考に、北欧テイストの家具を中心とした全体のバランスのとり方をぜひ試してみてくださいね。

ではまた、いのこでした。