一人暮らしのキッチンインテリアをおしゃれにするためにしておきたい工夫はこれ!
狭い一人暮らし用のキッチンを、少しでもおしゃれに彩るインテリアについて解説します。モノを増やしておしゃれに見せるのではなく、ちょっとした工夫が必要ですよ。

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
昨年コーディネートを担当していたタワーマンションのお客様から追加のご依頼をいただいて久々にお会いしました。
ご自分でレイアウトなどをアレンジされているとのこと。
ライフスタイルに合わせてインテリアを楽しんでくださっているのを見ると、提案した側としてはうれしいものですね。
さて、今回は、一人暮らしのキッチンのインテリアがテーマです。
一人暮らし用の部屋のキッチンはそんなに広さがないパターンがほとんどですね。
とはいえ意外に必要なものが多く、おしゃれなインテリアにするには工夫が必要です。
狭くても自分好みのインテリアでまとめたキッチンにするためには、ポイントを押さえてコーディネートしていくのがおすすめ。
キッチンをおしゃれに見せるためのコツについてご紹介します。
おしゃれなキッチンにするためのポイントは?

ワンルームや1Kのキッチンは、小さなシンクと1~2口のコンロがセットになったキッチンに冷蔵庫スペース、そして食器棚スペースがある広さです。
部屋の中に壁に沿ってセッティングされているケースと、玄関から部屋までの通路部分にあるケースがあります。
どちらであってもまず考えたいのは、料理をつくる時の動線です。
動線というのは、あるひとつの作業をする際の動き方のこと。
キッチンでいうと、冷蔵庫から食材を取り出し下ごしらえして炒めたり焼いたりした後お皿に盛りつける……という一連の作業が基本的な動線です。
これがスムーズにいくかどうかを考えましょう。
おしゃれなインテリアを考えるのに動線は関係ないように感じるかもしれません。
でも、動線がコンパクトでスムーズだと物が散乱しにくいので、結果的にインテリアが楽しめます。
何気ないようですが、ぜひ押さえておきたいポイントです。
すっきり収納がおしゃれキッチンの第一歩!

コンパクトでスムーズな動線のキッチンでおしゃれなインテリアをするには、一にも二にも大切なのは収納!
調理用品や食器類、カトラリー、タオルやダスターなどの布類、ゴミ袋などをすっきり収納したいですね。
そのためには限られたスペースを有効に使うことです。
冷蔵庫上のスペースを有効に使う
一人暮らしだと2ドアタイプの小さめサイズの冷蔵庫を置くことが多いので、その分冷蔵庫の上部が大きく空きます。
このスペースを有効に使いましょう。
冷蔵庫用のラックを冷蔵庫上にセットすると、電子レンジや調味料類を置くことができます。
冷蔵庫はたいていキッチンの左右どちらかの隣に置きますよね。
そのため、キッチンの調理スペースとの距離も近くてお料理しやすいですし、一ヶ所にまとめることで見た目もすっきりします。
ネットやフックを使って壁面収納にする
キッチンの正面や横に壁があるなら、この壁を収納スペースとして活用しましょう。
重い物を掛けるわけではないので、押しピンでネットを固定してフックをセットすれば、おたまやフライ返し、菜箸などを掛けられます。
フック付きのバスケットをセッティングしてもいいですね。
コンロ近くだと、よく使う調味料を入れる場所にすれば効率的です。
キャビネット内は奥行を生かして収納する
キッチンのキャビネットは、高さはあまりありませんが奥行があります。
せっかくのスペースなので、なるべくぴったり合うサイズの棚や引き出し式バスケットをセッティングしましょう。
棚にはフライパンや鍋などの調理器具を、引き出し式バスケットには食品のストックなどを収納すると出し入れがしやすいです。
扉を閉めれば中が見えないので、キッチン全体がすっきりしますよ。
テイストをそろえて統一感を出す

収納がすっきりできると次に考えたいのは見た目のおしゃれさ。
「テイストをそろえる」というのが大きなコツです。
たとえば調理器具はステンレス製ならステンレス製、ホーロー製ならホーロー製にそろえると統一感が出ますね。
おたまなどの調理グッズも、持ち手部分を木製のシリーズにすべてそろえるといいですね。
もしくは、色でそろえるという方法もあります。
調理グッズや食器などをすべて白でそろえたり、少しアレンジして白と好きな色との2色にまとめたりすると、ごちゃごちゃした感じが出ません。
テイストや色がそろっていれば、少々物が多くても大丈夫。
キッチンキャビネットの扉をシートで貼りかえてみたり、コンロ前の壁にかわいいパネルを貼ったり、そんなアレンジがしっかり楽しめますよ。
まとめ
狭くてもおしゃれなキッチンに見せるには、限られたスペースに収納できるだけの量のグッズしか持たないようにすることも大切です。
まずはすっきり見せること、その次におしゃれさをシートやパネルなどで演出する。
この順番でおしゃれなキッチンのインテリアづくりにぜひチャレンジしてみてくださいね。
ではまた、いのこでした。