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インテリアコーディネートは色が命!理想の組み合わせ方とは?

Posted: 2018/05/19
いのこ いのこ

インテリアで最も重要なのは、色の調和です。「センスいいな」と思わせる部屋では、間違いなく色の組み合わせがうまくいっています。逆に「ちょっとこの部屋は……」と思わせる部屋は、色で失敗しているわけです。
そんな重要な色の組み合わせ方について、インテリアコーディネーターの立場から簡単に説明したいと思います。

インテリアコーディネートは色が命!理想の組み合わせ方とは?

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。


今回は、インテリアコーディネートと色の関係についてお伝えしようと思います。

ファッションと同じくインテリアでも、色は対象の印象を決める大きな要素です。特にインテリアで使う色は大きな面積になるため、見た目の印象だけでなく、部屋で過ごす人への心理的な影響にもかかわってきます。

こんなお話をすると「なんだか難しそう…」とよく言われるのですが、実は基本的なポイントを押さえていれば迷うことなくスムーズに進めていけます。


インテリアコーディネートを考える場合、どのように色を選んで組み合わせていくといいのか、3つのステップに分けてお伝えしましょう。

Step1. 3種類の色の大きさをチェックする

Step1. 3種類の色の大きさをチェックする

室内のインテリアには、3種類の色の要素があります。

  • ベースカラー
  • アソートカラー
  • アクセントカラー

ベースカラーは、ざっくり言うと室内の構造部分の色と考えると分かりやすいです。床や壁、天井など、室内の大きな面積を占める色で、インテリアの基本的な印象を決める色です。

アソートカラーは、ベースカラーの次に大きな面積を占める色です。カーテンや家具といった、ある程度の面積をもつアイテムの色で、ベースカラーと同系の色を重ねて「クールな感じ」「ナチュラルな感じ」などインテリアの印象の方向性を決めます。

アクセントカラーは、アソートカラーよりも面積が小さい色です。ベースカラーやアソートカラーとは異なる色を使って、その名の通り室内にアクセントを与えます。


この3種類の色は、ベースカラー→アソートカラー→アクセントカラーの順に面積が小さくなるというのが大原則。

たとえば、アクセントカラーを使う面積がアソートカラーよりも大きくなれば、それはアクセントカラーではなくなり、アソートカラーと逆転することになります。

ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラーの比率は6:3:1がベストと言われていますが、必ずしもこの比率に縛られることはありません。

面積の大きさの順番があっていればバランスは自然と取れますから、あまり難しく考えず、このステップでは「色の大きさの順番を守る」ことを覚えましょう。

Step2.床の色に合わせてインテリアテイストを決める

Step2.床の色に合わせてインテリアテイストを決める

次に、めざすインテリアテイストを決めていきます。

色の組み合わせを考えるには、先にめざすインテリアテイストを決めておかないと3種類の色を選べないからです。


ただし、一人暮らしの部屋の場合はたいてい床や壁、天井の色は決まっていて変えられないことがほとんど。

壁や天井はほぼホワイト系であまり差がないので、ここではいったん置いておいて、床の色に合うインテリアテイストを探っていきましょう。


Step1でお伝えしたとおり、床の色は室内ではベースカラーですね。あとはアソートカラーとアクセントカラーを使ってインテリアを表現していくことになります。

もし床の色がホワイト系や薄いグレー系の色なら、モダンテイストやカントリーテイスト、北欧テイストなどのインテリアがしっくりきますね。

明るめのブラウン系の色なら、ナチュラルテイストや北欧テイスト、カジュアルテイスト、西海岸テイストなどのインテリアがおすすめ。

暗めのブラウン系の色なら、アンティークテイストやアジアンテイスト、和モダンテイストなどが表現しやすいでしょう。


もちろん今ご紹介した以外のインテリアテイストでも選ぶことはできますが、アレンジする力がなるべくいらない組み合わせとしてご紹介しましたので参考にしてくださいね。

Step3.3種類の色を決める

Step3.3種類の色を決める

インテリアテイストが決まったら、いよいよ3種類の色を決めるステップに入ります。

それぞれのインテリアテイストを表現する色の一例を挙げてみました。

テイスト ベースカラー アソートカラー アクセントカラー
モダンテイスト ホワイト ブラック、濃いめのグレー ブルー、レッド、イエローなど
カントリーテイスト ホワイト、明るめのブラウン 薄いブルーやグリーン レッド、イエローなど
北欧テイスト ホワイト、明るめのブラウン ブラウン、グリーン、薄いブルー ブルー、イエロー、ブラックなど
西海岸テイスト アイボリーホワイト、ブラウン ブルー、濃いめのブラウン レッド、グリーンなど
アンティークテイスト ホワイト、濃いめのブラウン ブラック、濃いめのブラウン 濃いめのレッドやグリーンなど
アジアンテイスト 明るめ~濃いめのブラウン ホワイト、ブラック ワインレッド、パープルなど
和モダンテイスト 明るめ~濃いめのブラウン ベージュ、アイボリーホワイト カーキ、濃いめのブルー

たとえば北欧テイストなら、ホワイト→薄いブルー→ブラックと組み合わせてややクールなテイストにするパターンもあれば、明るめのブラウン→グリーン→イエローと組み合わせて温かみのあるテイストにするパターンもありますね。

同じインテリアテイストであっても、色の組み合わせによって印象は変わります。また3種類の色の面積比率をどうするかによってもまた印象が違ってきますが、以下の2つを頭に入れておけば大きくバランスを崩すことはありません。

  • アソートカラーはベースカラーよりも小さな面積にする
  • アクセントカラーはクッションやオブジェなどほんの少しの面積で試してみる

まとめ

組み合わせる色を決める時は、室内全体を見渡せるよう写真をいくつか撮っておくことをおすすめします。一歩引いた視点で室内を見るとバランスを決めやすくなるからです。

ぜひ試してみてくださいね。


ではまた、いのこでした。

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