北欧インテリアに合う植物の選び方とコーディネート方法
北欧インテリアは自然を重視しているため、コーディネートのために植物を活用することが多くあります。しかし植物選びに失敗すると、部屋全体の雰囲気がちぐはくになってしまうばかりでなく、植物だけ悪目立ちすることにもなります。今回は、失敗のない植物の選び方や合わせ方についてご説明します。
こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
今回のテーマは北欧インテリアと植物です。
インテリアグリーンとよばれる観葉植物は、インテリアには欠かせないアイテムのひとつです。特に自然をモチーフとした北欧インテリアにとっては、さらに豊かな空間をつくりだすことができるアイテムとしてよく使われます。
とはいえ、どういった植物を選んでコーディネートしていけばいいのか迷うもの。そこで北欧インテリアに合う植物の選び方やコーディネートのコツを紹介します。
植物を選ぶときは世話しやすさとサイズに注目!
インテリアに植物を取り入れる場合、つい見映えを重視してしまいがちです。
しかし長い時間を過ごす場所、リラックスしたい場所に置くわけですから、見映え以外にもチェックしておきたいポイントがあります。
世話のしやすい植物を選ぶ
まずは世話しやすいタイプの植物かどうか。
植物をいつまでも美しく楽しむには、適度な光と水、風、温度が必要です。
管理する手間がかかっても面倒でないならいいのですが、不在がちな場合やできるだけ管理の手間をかけたくない場合は丈夫なタイプの植物を選んでおきたいですね。
成長も踏まえて大きすぎない植物を選ぶ
そしてあわせてチェックしておきたいのは、植物のサイズ。
置く場所と植物のサイズが合っていないと、部屋が狭くなったり暗くなったり、移動するのに邪魔になったりします。
植物は生活に潤いを与えるために置くので、置く場所にあったサイズの植物を選ぶことが大切です。
忘れてしまいがちなのが、植物は生きていて成長するということです。
購入した時はぴったりなサイズだったとしても、その後成長して枝や葉が増えてくるとバランスが崩れることは少なくありません。
植物の成長スピードを考慮することも、選ぶ際には覚えておくといいでしょう。
北欧インテリアにぴったりの植物5選
北欧インテリアと雰囲気が合う植物にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは特に人気が高い種類の植物を5つ挙げます。
サンスペリア
上に垂直に伸びる独特なフォルムと、斑模様が入った葉がとても個性的なサンスベリア。
見た目がおしゃれであるのはもちろん、葉に厚みがあって丈夫なのでおすすめです。
サイズが豊富なため、リビングだけでなく玄関や寝室に置くパターンも多いです。
ウンベラータ
すらりと伸びた幹に大きな葉が茂るウンベラータは、シンプルなフォルムとやわらかい雰囲気が北欧インテリアにぴったり。
直射日光に当てないようにする以外は管理の手間もあまりかかりません。
ユッカ
北欧インテリアとの組み合わせでよく見かけるユッカは、まっすぐ上に伸びる茎と葉がスタイリッシュでとてもおしゃれです。
大きめのサイズをリビングのコーナーに置いて室内のアクセントにする飾り方がおすすめ。
コンシンネ
とがったシャープな葉が印象的なコンシンネは、細い茎がまっすぐ上に伸びるタイプと美しいカーブを描くタイプとがあります。
基本は大きめサイズなので見映えがする上に、すっきりとしたシンプルなスタイルなので、北欧インテリアの装飾を抑えた雰囲気とよく合います。
ワイヤープランツ
細く濃い色の茎から小さな葉がたくさん出ているさまからその名がついたワイヤープランツは、繊細な雰囲気ながら存在感があります。
茎が下に向かって伸びるので、棚などに置くよりも天井から吊って飾るとそのよさが生かされるでしょう。
おしゃれな植物の飾り方3選
植物をインテリアとして楽しむには、飾り方も大きなポイントになります。
少しの工夫でぐっとおしゃれな雰囲気になる植物の飾り方を3つご紹介しましょう。
大きな鉢と組み合わせる
北欧インテリアに植物を取り入れる場合、大きめサイズの植物を1つだけ置いてシンボルツリー的な飾り方を楽しむ方法が人気です。
小さめサイズの植物をカウンターなどに飾るのもかわいいのですが、空間全体で見た時にあまりアクセントにはなりません。
大きめサイズで葉がよく茂った植物を部屋のコーナーやソファなどの横に置くと、室内ながら自然を身近に感じられますよ。
その際には、スタイリッシュなデザインの鉢を使うと存在感が増して、ほどよいアクセントになります。
ハンギングスタイルにする
ハンギングとは「吊る」という意味です。
ワイヤープランターや取っ手付きの籐製かごを使って天井から吊ると、のっぺりしがちな天井付近に動きが出てとてもおしゃれな雰囲気になります。
天井から吊るのが難しければ、壁面にワイヤープレートをつけてフックで吊り下げる方法でもOK。
絵のように植物を飾ることができて、センスの良い印象を与えられるでしょう。
スツールを活用する
大きめサイズの植物を置くと圧迫感が出そうで不安な場合は、スツールを活用してみましょう。
デザイン性の高いスツールを選んで、その上に小さめサイズの植物を置くだけ。
ワイヤープランツやアイビーのような、茎が下方向に伸びていくタイプの植物だときれいに茎が広がるので見映えがします。
- ・好きな場所に移動できる
- ・スツールのデザインも楽しめる
- ・適度な高さに飾れる
- ・水やりがしやすい
こんな感じで、メリットも多いです。
まとめ
北欧インテリアには、植物がよく似合います。
空間全体に自然に植物の存在がなじむテイストですから、比較的始めやすいのもうれしいですね。
この記事を参考に、植物で癒される北欧インテリアを楽しんでみてください。
ではまた、いのこでした。