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どう使う?ベージュを生かしたインテリアコーディネートの極意

Posted: 2018/07/25
いのこ いのこ

ベージュの家具や雑貨はたくさんあり、色がシンプルなだけにコーディネートしやすいと感じる人も多いかもしれません。しかし、うまく使わないと野暮ったくなってしまう可能性があるので、実はセンスを問われる色でもあるんです。今回は、ベージュのよさを生かしたおしゃれコーディネートを考えます。

どう使う?ベージュを生かしたインテリアコーディネートの極意

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。


今回のテーマは、インテリアコーディネートで使うベージュカラーです。

ベージュという色は身近な色ですが、実は使い方によっておしゃれにも野暮ったくもなる難しい色。


どう使うか、どんな色と組み合わせるかによって与える印象が大きく変わるベージュをインテリアで上手に生かすためのコツをいくつかご紹介します。

ベージュの種類を知っておこう

ベージュの種類を知っておこう

一口にベージュといっても、その色は1つではありません。


ベージュには、黄みが強く感じられる系統のベージュと、黄みがあまり感じられない系統のベージュとがあります。

黄みが強く感じられる系統のベージュはブラウンっぽいためあたたかみがあります。ナチュラルテイストやアンティークテイストのインテリアになじむ色です。


一方、黄みがあまり感じられない系統のベージュは、グレーっぽくて涼しげな印象を与えます。

モダンテイストのインテリアと相性がいいです。


北欧テイストやフレンチテイストにしたい場合はどちらの系統のベージュでもOKですが、混在させずどちらかにまとめることが大切。


どちらの系統のベージュをインテリアの中で使うかによって、室内全体のインテリアカラーのバランスも決まってきます。

好みのインテリアテイストとともに、どちらの系統に絞るかを決めるといいでしょう。

壁紙や床がベージュの場合の色づかい

壁紙や床がベージュの場合の色づかい

ベージュはいわゆるベースカラーとして使われることが多い色ですよね。

そのため室内の床や壁・天井に使われている場合は、アソートカラーやアクセントカラーを合わせていくことになります。

ちなみにアソートカラーとは家具やカーテンなど、床や壁・天井の次に大きな面積に使う色、アクセントカラーとはクッションや雑貨・照明器具など小さな面積に使う色をさします。

有彩色とベージュを合わせるときはベースカラーを意識

アソートカラーやアクセントカラーを考える際に踏まえておきたいのが色のベースです。

白や黒、グレーといった色みがない色を無彩色、それ以外の色を有彩色と呼びます。この有彩色は、どんな色であってもイエローベースとブルーベースに分けることができます。

イエローベースとは黄みが強い色、ブルーベースとは青みが強い色です。たとえば赤系統の色でいうと、オレンジはイエローベース、ローズはブルーベースです。

白系統の色でいうと、アイボリーはイエローベース、スノーホワイトはブルーベースとなります。


床や壁・天井に使われているベージュが黄みを感じさせるタイプならイエローベースの色を、黄みを感じさせないタイプならブルーベースの色をアクセントカラーとして組み合わせます。

これが、室内のカラーバランスを上手にまとめるためのコツです。

有彩色とベージュの合わせ方具体例

もう少し具体的に挙げてみましょう。床や壁・天井がグレーベージュの部屋だとします。

グリーン系統のアクセントカラーを入れたい場合は、室内全体が黄みを感じさせない色になっているので、黄みが強いイエローグリーンよりも青みが強いティールグリーンがなじみます。

青系統のアクセントカラーを入れたい場合は、ターコイズブルーよりもロイヤルブルーがおすすめ。


つまり、ベージュのタイプとアクセントカラーのタイプとを合わせることが重要です。

無彩色とベージュの組み合わせ方

無彩色である白や黒、グレーを合わせたい場合も基本は同じです。白やグレーはイエローベースとブルーベースとに分けることができるので、床や壁・天井のベージュとタイプを合わせましょう。

黒はベース分けがありませんが、その魅力をより生かせるのは黄みを感じさせないベージュとの組み合わせです。

黄身を感じさせるベージュと組み合わせると互いのよさを弱めてしまいますので、あまりおすすめしません。

ベージュをアソートカラーとして使う場合の注意点は?

ベージュをアソートカラーとして使う場合の注意点は?

次は、ベージュをアソートカラーとして使う場合について考えてみましょう。


ベージュをアソートカラーとするということは、ベースカラーはホワイトやグレー、ブラウンなど別の色である場合が多いですね。

ここでも考え方の基本は同じで、ベースカラーのタイプに合わせてベージュの色を選ぶのがコツです。


ベースカラーがアイボリーなら、家具やカーテンに使うベージュはブラウンやイエローよりのタイプがおすすめ。

ベースカラーがスノーホワイトなら、家具やカーテンに使うベージュはグレーよりのタイプだと相性がいいでしょう。


床のフローリングの色との組み合わせを考える場合も同じです。

ミディアム~ダークのブラウン系ならイエロー寄り、ホワイト~グレーのアッシュ系ならグレー寄りのベージュの家具やカーテンを合わせるといいですよ。

まとめ

タイプさえ合っていれば、濃さの異なるベージュを使って立体感を出すという方法もおすすめです。

同じトーンのベージュでそろえるとのっぺりとした印象を与えてしまうので、グラデーションをつけるとおしゃれな雰囲気がアップします。

タイプが混在しないよう気を付けながら組み合わせてみてくださいね。


ではまた、いのこでした。

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