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とにかく狭い!一人暮らしの快適インテリアコーディネート

Posted: 2018/06/16
いのこ いのこ

一人暮らし向けの部屋って、とにかく狭いですよね。そんな狭い部屋を少しでも快適にすべく、インテリアコーディネートの工夫を考えてみました。

とにかく狭い!一人暮らしの快適インテリアコーディネート

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。


今回は、狭い一人暮らしの空間のインテリアコーディネートがテーマです。

家具をあれこれと置いておしゃれなインテリアにして……と夢がふくらむ一人暮らしですが、そのネックになるのが部屋の狭さ。ガッカリですよね。

部屋の面積は確かに変えられません。しかし、インテリアコーディネートによる視覚的な効果を使って広く見せる、広く感じさせることはできるんですよ。


部屋を広く見せるために何が必要か、インテリアづくりのコツをご紹介します。

家具の背丈は低めに統一しよう

家具の背丈は低めに統一しよう

一人暮らしの部屋ですと、キッチンやお風呂などの水まわりに6~10畳の部屋という組み合わせが多いですよね。

形が長方形に近いか正方形に近いかにもよりますが、どちらにしても「家具は低めの背丈のタイプで統一する」ことが重要です。


椅子座であっても床座であっても、自分の目線の高さを超えた家具があると圧迫感を感じます。

逆に視線が通っていると、同じ広さの空間であってもスッキリして見えます。

ですからベッドやソファはロータイプにする、本棚などを置くならテレビ台程度の高さのタイプにするなどして、できるだけ低めに統一しましょう。


本棚がコンパクトになると収納が足りないという場合は、ふた付きのバスケットを準備してその中に入れていきましょう。

すっきり収納できるだけでなく、バスケットならいくつかそろえても横に並べておけますから、高さを抑えるという点もクリアできます。

家具の高さを抑えると、室内の端から端まで視線が通りやすくなります。部屋の奥行きがあるように見えるので狭さを感じにくくなりますよ。

カラーコーディネートを覚えて部屋を広く見せる

カラーコーディネートを覚えて部屋を広く見せる

インテリアにおいて、色の力は大きいです。室内にどんな色をどのように組み合わせるかによって、狭くも広くも見えてしまいます。


部屋の狭さを感じさせないためには、まず濃いめの色は使わないことです。

どんな色であっても、鮮やかで濃いトーンと淡いパステルトーンとでは感じ方が違います。

濃いめの色は美しいですが、重厚感が出やすく重心が下がりがちになるので、たくさん使うと狭く見せてしまうんですね。

もしどうしても使いたい時は、小さな面積でアクセントとして使うようにして、基本は薄めの色で統一するようにしましょう。


また、色そのものがもつ効果を利用するというのも狭さを感じさせないようにするための方法のひとつ。

色には進出色と後退色というものがあります。同じ面積で使った場合、少し手前に出てくるように感じるのが進出色、逆に少し後ろに引っ込んだように感じるのが後退色です。


錯覚の一種なのですが、この効果を使うなら後退色を多用するのがおすすめ。後退色はブルー系の色が中心です。

ブルーやグレー、水色、紫色などが後退色なので、ソファやベッド、ベッドカバー、カーテンといった大きな面積を取るインテリアアイテムにこうした色を取り入れるといいでしょう。

鏡を効果的に使おう!

鏡を効果的に使おう!

視覚的に広さを感じさせる方法のひとつとしておすすめしたいのが、鏡を取り入れることです。

鏡は光を反射するため、室内が明るくなるというメリットがあります。

同じ面積なら明るい方が広く見えますから、窓が小さかったりあまり太陽光が入らない向きの部屋なら、窓の近くに鏡を置いて少ない光を反射させ室内に拡散させましょう。


また、鏡は光だけでなく物も反射します。対面にある物を映しだすので、奥行きがぐんと増えたような錯覚を与えます。

よくブティックなどで店内に鏡をたくさん貼っているのを見ますが、商品を体に当てて見やすくしているのと同時に物を映り込ませて広く見せる効果も狙っているんですね。


壁掛けタイプでもOKですが、より効果を高めるなら姿見サイズはほしいもの。

壁に立てかけて置くだけで、反射による錯覚を利用して部屋を広く明るく見せることができるでしょう。

また一人暮らし用の部屋では暗いことが多い玄関スペースでも、壁掛けタイプでいいので鏡を飾ってください。壁のみの場合よりも広く明るくなったと感じるはずです。

まとめ

一人暮らしのインテリアを考える時にどうしてもネックになってしまいがちな部屋の狭さ。しかし工夫次第で、広くなったように演出することは可能です。

今回ご紹介した3つのコツを参考に、まずはできそうなコツから取り入れてみてくださいね。


ではまた、いのこでした。

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