一人暮らしでどんな布団・ベッドを選ぶ?インテリアのプロの目で指南
布団やベッドの選び方を、インテリアコーディネートの観点からお伝えします。部屋面積の中に占める割合が大きいだけに、うまくチョイスできれば全体がグッとおしゃれになりますよ。

こんにちは、megumiです。私生活では北欧インテリアが大好きで、中学生の母親をやっています。
初めての一人暮らし……限られた空間にソファやテーブルなど、さまざまな家具が必要になりますよね。
とくに、寝具選びは大きなポイントです。布団にするのかベッドにするのか、ベッドならどんなものを選べばいいのか……テキトーに安いのを買うと、背中が痛くなって眠れないなんてことにもなりかねません。
あと、実家から枕を持ってくるのか、新しく買うのかも意外と悩むんですよね。でも実家の枕って、何年も使っていたもので今の自分の身体に合っていない可能性があります。
できれば、身体に合った枕に換えて健康かつ快適な眠りを手に入れてほしいなと。
そこで今回は、ベッドと布団、そして枕の選び方やおしゃれに見える方法を紹介します!
布団・ベッドのメリットとデメリットとは

まずは基本を押さえておきましょう。布団とベッドには、当たり前のことですがメリットとデメリットがあります。
布団のメリットはコスト&スペース活用
布団の場合のメリットとして、以下の点が挙げられます。
- ・畳むと広くスペースを使える
- ・リーズナブルな費用ですむ
- ・干したり洗濯ができるため、いつでも気持ちよく使用できる
- ・寝相が悪くても、床がすぐ近いため落ちても心配いらない
逆に、デメリットもあります。
- ・その都度、きちんと上げ下げしないと部屋が乱雑に見えてしまう
- ・床に近いので、ホコリなどのハウスダストが気になる
- ・冷気は下に溜まりやすいため、ベッドと比べると寒さを感じることも
- ・週に1回から2回の日干しや、木綿素材の場合3〜5年で打ち直しが必要
一番のメリットは、やはり限られたスペースを有効活用できることではないでしょうか。部屋を広く使用したい方は、布団のほうがいいかもしれませんね。
でも、ズボラな人は毎日のお手入れがめんどうになってしまうかも。
ベッドはラクでおしゃれ
ベッドも、やはり良し悪しがあります。メリットとしては……
- ・豊富な種類のマットレスがあるため、選択の幅が広い
- ・その都度、布団の上げ下ろしが必要ない
- ・ベッドメイキングなどでインテリアを楽しめる
- ・床から高さがあるため冷気が直接当たりにくい
デメリットも少なくありません。
- ・ベッドの場所を確保しなくてはいけないため、空間が削られてしまう
- ・布団に比べると費用がかかる
- ・ベッドの下が空いている場合、掃除が面倒で大変
- ・マットレスなどの廃棄が大変で費用負担がかかる場合も
ベッドは、そのまま敷きっぱなしでも問題がないということが大きな利点でしょう。
とくに多忙な方は、毎日上げ下ろしの必要がないため助かります。
ただ、お高めでかさばるのがネックですね。お金がない、部屋が狭いなら布団にしておくのが無難でしょう。
おしゃれな雰囲気を加えるベッド・布団の選び方

眠るスペースをおしゃれにするためには、いくつかポイントがあります。
ベッドは部屋のトーンに合わせて
ベッドもあくまでインテリアの一部。ベッドカバーやベッドスプレッドは、部屋の中でも大きな面積を占めます。
部屋のトータルコーディネートを意識することが大切です。
他の家具やファブリックなどとの兼ね合いで、色合いを考えるようにしましょう。
男性の場合、シックで落ち着いた色合いを好まれることが多いでしょう。
ブラックやネイビーなど、部屋のイメージに合わせてチョイスすると良いですね。デニム調の生地も男性におすすめです。
女性の場合は、ピンクやホワイトといった、フェミニンな色合いが好きな方も多いのではないでしょうか。
部屋全体にピンクやホワイトをモチーフにしていれば、そのような色合いを選んでも問題ありません。
カーテンやソファの色合いと同色をチョイスすると、部屋全体がまとまりやすくなります。
布団は収納スペースを前提に
布団は、毎日片づけるのがベスト。片づけないと、布団の存在感で部屋がますます狭く見えてしまいます……
クロゼット用のラックやワゴンを使用すると、クロゼット内もすっきりしますよ。
クロゼット内の収納がむずかしい場合、おしゃれな布などで包んでみてもよいでしょう。先ほどお伝えしたカラーの選択方法を参考にしてください。
枕の基礎的な役割と機能について知りたい!

「枕にはこだわりがある!」という方は、意外にも多いかもしれません。
そんな枕ですが、実にさまざまな役割や機能があります。
高さ&柔らかさで安眠を
枕のいちばんの目的は、寝ているときの姿勢の維持です。
立っているときと同様に、横になったときにも自然な姿勢を維持できることが重要です。
そのためにも、頭の後ろ側のすき間を埋めて首や肩に負担を掛けにくくすることが肝心!
だから、枕の高さは各個人のスタイルの差が大きいんです。
できれば、寝具店に行って自分に合った枕の高さを調べましょう。
「えっ? 面倒くさい……」と思うかもしれませんが、数年に一度調べるだけで頭痛や腰・背中・肩・首のコリから解放されるのなら、やる価値はあります!
クサいのはイヤ!通気性&洗濯可のものを選ぼう
もう一つ、通気性のよさと水洗いできるかどうかも重要なポイントです。
通気性がないと、夜中に頭が熱くなり安眠の妨げになってしまいます。
それに、洗えないと寝汗や皮脂で枕が臭くなります。枕が臭くなるのは、加齢臭のあるオジさんだけではないのですよ(泣)
通気性と洗濯方法をふまえると、うまく汗を吸収&発散させる素材がオススメ。逆にウレタンや羽毛素材の枕は、通気性が悪いので厳しいかも……
ポリエチレンや羊毛のように、通気性がよくて水洗いできるのがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
気持ちよく眠るために光や音、通気・換気、温・湿度など、さまざまな要因が関係します。
ベッドや布団だけに気を取られるのではなく、外部環境や室内環境を整えることが快眠のためには重要ですよ!
最後までお読みいただきありがとうございます、megumiでした。では、また。